こんにちは!船乗り大家のariporiaです!
今回は、先日に引き続き、今後の不動産価格についてのお話をしようと思います。
前ブログの通り、政権交代により、今後の日本の好景気を予測した投資家によって、
2013年、2014年と大量の投資マネーが日本国内の不動産に流入しました。
これから、2019年に不動産価格が下落する根拠をお話しします。
不動産投資には、
①キャピタルゲイン(保有資産の売却差益のこと)
②インカムゲイン(保有資産から得られる収益のこと)
があります。
個人が所有する資産を譲渡して得た所得を「譲渡所得」といい、譲渡した個人に「所得税」と「住民税」が課税されます。
ここで!
譲渡所得税には、2種類あるのをご存知でしょうか?
A.短期譲渡所得税
B.長期譲渡所得税
この2つの譲渡所得税の決定的な違いは、その税率です!
A.短期譲渡所得税 → 39%
B.長期譲渡所得税 → 20%
譲渡所得にかかる税金が、約2倍になってしまうのがお分かりいただけるでしょうか!
例えば、不動産売却によって1,000万円の利益が出たとします。
≪ケース1:短期譲渡所得の場合≫
利益1,000万円にかかる税金は、390万円
≪ケース2:長期譲渡所得の場合≫
利益1,000万円にかかる税金は、200万円
いや~、すごい差額です!
これは、土地や建物を売った年の1月1日現在で、その土地や建物の所有期間が5年を超える場合は「長期譲渡所得」に、
5年以下の場合は「短期譲渡所得」になるという規則があるからなんです。
つまり、譲渡所得は、不動産を所有した期間によって「長期譲渡所得」と「短期譲渡所得」に分かれるのです。
ブログの冒頭で、2013年及び2014年に国内不動産へ大量の投資マネーが流入したとお伝えしました・・・。
勘の良い方なら、もうお気づきだと思います!
そうなんです!
2019年、短期譲渡所得から長期譲渡所得に変更される物件が大量に存在することになるのです!
投資家は利益確定のために、保有不動産の売却を考え始めます。
その数が多くなるほど、価格競争となり、不動産売買の需給のバランスが変わり、不動産価格は今後横ばい若しくは下落を始めると思われます。
これは、これから不動産投資を始めようと思っている方には朗報だと思います。
まだ、不動産価格には過熱感が残っています。
しかし!今は焦らずに、じっくりと物件の検討をして頂きたいと願います。
一般人にとって、不動産投資は、他の投資と比べて、とてもリスキーで高額な投資です。
焦らず、リラックスして物件を見る目を養いましょう!